
オンラインカジノは、一般的に「ギャンブル」と言われているモノの中では、かなり有利で勝ちやすい環境が整っていると言えます。
その大きな理由として「ハウスエッジの低さ」があげられます。
より有利に立ち回れるよう、ハウスエッジを正しく理解していきましょう。
ハウスエッジとは
ハウスエッジとは、「運営が徴収する控除率・手数料」のことです。
これを理解するために、まずは各ジャンルの還元率を見てみましょう。
- 宝くじ・・・46%
- オートレース・・・70%
- 競輪・・・75%
- 競馬・・・70~80%
- パチンコ・パチスロ・・・80~85%
- オンラインカジノ・・・93~98%
例えば、宝くじの場合だと「54%」もの控除が取られています。
もうこれは、ボッタクリレベルと言えます。
仮に10,000円分の宝くじを購入した場合、「5,000円以上」は手数料として引かれていることになります。
つまり購入した額の半分である約5,000円で、勝負させられているというのが実態です。
また競馬でも「20~30%」程度、控除されてしまっています。
その他、パチンコ・パチスロ・競艇や競輪なども同じように控除が存在します。
これらの中で、オンラインカジノの還元率が飛び抜けて高いのは一目瞭然です。
オンラインカジノと言っても、その中には様々なゲームが存在しており、ゲームの種類ごとに還元率は異なります。
ですので、ここで大事なことは「ハウスエッジが低い=還元率が高い」ほど有利であるという認識をもって臨むことなのです。
ハウスエッジの徴収方法
ハウスエッジの徴収方法は、ゲームにより様々です。
ここでは、私の推奨している「バカラ」を例として説明していきます。
▼バカラの詳細はこちら▼
- バンカーが勝利した場合、5%の手数料を徴収している
- バンカー以外が勝った時は、大数の法則に乗っ取り間接的な手法で徴収している
いくらハウスエッジが低く、還元率が高いとは言われていても、延々と戦略無く続けていれば必然的に負けます。
ハウスエッジを算出する際には、まず最初に「期待値」の計算をしなくてはなりません。
基本、バカラの勝敗には次の3つの結果があります。
- プレイヤー勝利
- バンカー勝利
- タイ(同数による引き分けです)
そして、それぞれ確率はバカラ特有のルールによって、次のようになります。
- プレイヤー勝利確率 ⇒ 44.6247%
- バンカー勝利確率 ⇒ 45.8597%
- タイ(引き分け)出現率 ⇒ 9.5156%
そして、「タイに賭ける」ということをしない場合、それぞれの出る確率は、
- プレイヤー勝利 ⇒ 49.3825%
- バンカー勝利 ⇒ 50.6175%
と、言いかえることが出来ます。
バンカーに賭けて勝利した場合、5%の手数料が差し引かれ、賭けた金額の1.95倍が払い戻されます。
なぜ5%のコミッションが引かれるのかと言うと、実質バンカーは勝利確率がプレイヤーよりも高いからです。
ハウスエッジを算出してみよう
では例題を見ながら、ハウスエッジを算出してみましょう。
※「プレイヤー/バンカー」にしか賭けないことを前提としたハウスエッジです。
例題①:バンカーに¥1,000BETした時
- ケース1:バンカー勝利で、¥1,950の払い戻し
- ケース2:プレイヤー勝利で払い戻し無し
- ケース3:タイ(引き分け)が出て、BETした金額はそのまま払い戻される
上記3つのケース。
これを基に出現率から算出していきます。
これを先ほど書いたハウスエッジの算出式である、
「1-期待値」
に置き換えて算出すると・・・
「¥1,000-¥989.42015=¥10.57985」
となります。
なのでこの場合、ハウスエッジは金額にして、
¥10.57985
バンカー勝利に賭けた場合のハウスエッジ比率は計算により、
「¥10.57985/¥1,000=1.057985」
つまり、
「1.057985%」となります。
同じように次はプレイヤーにBETした時を計算してみましょう。
例題②:プレイヤーに¥1,000BETした時
- ケース1:プレイヤー勝利で、¥2,000の払い戻し
- ケース2:バンカー勝利で払い戻し無し
- ケース3:タイ(引き分け)が出て、BETした金額はそのまま払い戻される
先ほどと同じように期待値を算出します。
「¥1,000-¥987.65=¥12.35」
となりますね。
つまりプレイヤーBET時のハウスエッジは金額にして、
¥12.35
プレイヤー勝利に賭けた場合のハウスエッジ比率は計算により、
「¥12.35/¥1,000=1.235」
つまり、
「1.235%」
となるわけです。
ここで2つの数値を見比べてみましょう。
条件 | ハウスエッジ額 | ハウスエッジ率 |
バンカー勝利時 | ¥10.57985 | 1.057985% |
プレイヤー勝利時 | ¥12.35 | 1.235% |
これが、
「プレイヤー/バンカー」にしかBETしない場合の、バカラにおけるハウスエッジ
となります。
次に、タイの場合も計算してみましょう。
ちなみに、タイが出て当たった場合は配当は9倍となっています。
例題③:タイに¥1,000BETした時
- ケース1:プレイヤー勝利で、払い戻し無し
- ケース2:バンカー勝利で、払い戻し無し
- ケース3:タイ(引き分け)が出て、¥9,000の払い戻し
となるので、賭け金から期待値を差し引くと、
「¥1,000-¥854.404=¥145.596」
ハウスエッジは金額にして、
¥145.596
ハウスエッジ率は、
14.5596%
にもなります。
「プレイヤー/バンカー」に比較して、大きく不利なのが見て取れますよね。
この様に、「プレイヤー/バンカー/タイ」の数値を算出すると有利な順位は次のようになります。
こういった事を知識として最初に理解しておくことは、「投資」として成り立たせるためにはすごく重要です。
そもそも…
「不利な戦場で戦う事」
を知った上で不利な状況の中でも、どこで勝負をすれば勝ちやすいか?
という事に、重点を置くことが必要です。
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